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出展の為に早朝から倉庫に潜り込んだ。空の棚が増えた。寂しいもんだ。そんな気持ちを押し殺して、物色を始めた。『男組』全25巻 原作・雁屋哲 作画・池上遼一 小学館 昭和50年頃に少年サンデーに長期連載された。
第1巻のカバー折り返しに書かれたあらすじを下記に
『校内をつんざく悲鳴、恐怖の怒声! 悪の権化・神竜剛次の支配する暴力学校・青雲学園! いまここに、手錠のままのりこんできた不敵な男・流全次郎! 真の男の魂を、鮮明に描破した衝撃の問題作! 熱烈な支持にこたえてついに登場!』
序に第3巻も
『神竜を倒すまで、この手錠ははずさぬ=@手錠のまま、男の誓いを胸に秘め、あすなき戦いに命の炎を燃やす流全次郎! 流をかりたてるものは男の血か、掟か? いま、全読者の胸中に鳴り響く、壮絶な男の生きざま! 話題騒然の大作!』とある。
闘いは、ますますエスカレートし、おれの手錠を外せ!≠ツいに男の怒りが爆発、仲間(五家宝連)に裏切られた全次郎はオホーツクの厳寒の孤島に叩きこまれる。宿敵・神竜が何故に父の死と関わりがあるのか。大御所から明かされた驚くべき真相に、果てしなき闘いは急展開する。それは神竜が語る、流全次郎の死の真相。
生きていた。だが、その両眼は光を失っていたが、戦う男の生きざまは消えていなかった。しかし敵のバックには更に強大な権力・影の総理の存在が明きらかになった。
最後の決戦の場は関東少年刑務所、若き戦士たちは続々と結集、守るは流全次郎、神竜剛次が攻める。
ついに神竜との一騎打ち、恐るべき非情な過去を背負った神竜の狂刀が流の胸に突き刺さる。流の熱い八極拳『猛虎硬派山』が宿敵を倒した。しかし流の腕の中で神竜によって明かされた真実に、戦いが始まったばかりだ、と知った流は再び立ちあがった。神竜よ、ともに行こう!¥h敵・神竜の怒りとその母の形見の短刀を胸に秘め、一人敵地に向かう。戦う男の終焉には死しか無いのか。
いやはや、私も好きだから、ついつい、ご存知無い方の為に思いつくままに書いてしまった。こんなに興奮して読んだ『男組』のカバーを撮影しようとした時、『あれっ』と思った。何とつまらない本だろう。カバーの絵がつまらないのだ。何も訴えかけてこない。男組と大書された脇におざなりの絵が描かれているだけなのだ。
編集者の企画か、原作者の思惑か、作画家の奢りか。池上遼一を深奉する漫狂魔は違和感を感じ、全巻をひっくり返した。そして納得した。扉絵に描かれた絵は漫狂魔の深奉する池上遼一の領域だった。ああ、これがカバーだったら、そしてカラーだったら、と嘆いた。連載中にあれだけ人気があったのに、単行本の人気が聞こえてこなかった訳が、氷解した。そしてこのようなカバーになったのは造語を愛する原作者・雁屋哲のごり押しだと曲解した。 |